車の性能を最大限活かす形状や配置

2016.2.12|未分類

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駆動形式の違いは、車の構成の中で一番の重量物であるエンジンを、車体のどこに置くかの違いであると言えます。FF・FRは前方、RRは後方、4WDは基本となる車の配置に準じますが、ミッドシップ(以降MR)は一般的に後輪軸の前あたりに置かれます。つまり、一番重いエンジンが、車の重心により近い位置にあるという事です。


 

車の性能を『走る(加速)』『曲がる』『止まる(減速)』と単純化して表現してみましょう。
加速する際は重心が後ろに移動します。FFは駆動輪の荷重が抜けてしまう為、タイヤが空転しやすくなります。FRは駆動輪に荷重が掛かるためパワーを路面に伝えやすくなりますが、後輪近くにエンジンのあるMRのほうがより後輪に荷重がかけられます。RRは更に後輪寄りの荷重で加速の点では優秀ですが、前輪の荷重が抜けすぎるため操舵力も低下します。
曲がる際は、FFとFRは遠心力で重い前軸が外に膨らもうとしてアンダーステアになる傾向があります。逆にRRは後軸が外に行こうとするオーバーステア傾向です。MRは前後輪のグリップ力をバランスよく使えるので、より高い速度でも姿勢を崩しにくいです。

減速の際は、重心が前に移動します。FFとFRは荷重のほとんどを前輪で支えることになるため後輪の減速力を生かしきれませんが、後輪近くが重いMRならば4輪を有効に減速に使えます。RRも後輪の減速力を生かせますが、逆に前が軽すぎるので減速時の重心が移動する前輪を有効に使いきれません。

エンジン、ブレーキ、足回りなど、特に『走り』に関する性能を『車体のバランス』で有効に活用できるのがミッドシップなのです。

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